自分も数ヶ月前は、彼らと同じように毎月教会の炊き出しに来ていた。食事をし、衣類をもらい帰る。何回となく日曜礼拝には来ていたので、知った顔をあったが、特に話もしたことがなかった。しかし、礼拝のあと、先生に、炊き出しの準備を手伝っ
てくれないかと言われて、参加するようになった。
仲間となって炊き出しや支援活動に参加しているうちに、みんな同情でなく、真剣に話を聞いてくれたり、相談に乗ってくれたりすることがわかった。そこで初めて心から笑ったり、自分自身にゆとりが持てるようになった気がした。
自分だけでなく、仲間のみんなにも、炊き出しの場が、食事をするだけでなく、共に話し、笑い、時には泣いたり、怒ったり、そんな交流の場であってもらいたいと思う。
ホームレスと聞くと、汚い、臭い、仕事もしない怠け者みたいに思われているが、決してそんな事はないと思う。みんないろいろな事情の中で一生懸命生きている。人として生まれてきて、どうでもいい人間なんて一人としているはずはない。
そんな中で、自分も仲間と共にがんばっていけたらいいと思う。
来月の炊き出しでまた、みんな元気で会えることを願って。