寄り添いサロン活動の休止について

寄り添いサロン活動の休止について

京都寄り添いネットを立ち上げて、活動をはじめて2 0年がたちました。2 0 0 0年の4月、まだ大半の方が野宿の生活をしておられ、昼のたきだしには1 0 0人を越える人の列ができました。

20年たった現在、橋の下に住む人も、野宿している人もわずかになりました。いろいろな問題はあるにしても状況はかなり良くなっています。

私たちが立ち上げた京都寄り添いネットのメンバーも2 0年の年月を過ごして入れ替わり、当初からのスタッフは現在3名だけになり、高齢になりました。ボランテイアの方の助けにより、活動を続けて来ましたが、継続が難しくなっています。また、経済的にも、教会財政の問題もあり、なかなか寄り添いの支援を出来ない事情も出てきており、現在は支援金を寄せてくださる中で、ほそぼそと活動を行っている実情です。

私たちもいろいろと継続していく事についても検討しましたが、結論として、一時活動を休止し、今後どのような形で寄り添いネットを継続していくのが良いのかをじっくり相談して、新たな取り組みを始めたいと考えています。不定期に、衣料の配付や食料の配付など行うことはあると思います。また、助けの必要な時は遠慮なく声をかけてください。寄り添いネットの活動をやめたわけではありませんので。 本当にこころ残りなのですが、3月16日(月)の寄り添いサロンが今のスタッフでの最後の活動となります。お別れの会は少し盛大に?したいと思っています。

上記の主旨をご理解いただき、よろしくお願いいたします。

2020年2月17日

京都寄り添いネット 代表

藤田 陽子